あいものかきもの

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AiMoの解釈単語帳

 

まえがきともくじ

私がよく理論の話で用いる用語を集めて、その解釈を簡単に解説したものになります。あくまでも解釈なので、一般的な意味でなかったり、私が作り出した用語が含まれたりします。

今のところ他人に理解させる気はありません(がTwitter@OnE_AiMoに質問していただければ詳しく説明します)。まだまだ説明を追加する必要があります。

?がついたものは名称が不確定なものです。後々変更される可能性が比較的高いです。

 

ちなみにちょっと間違えてる雑な図



基準についての名称

手指に関する基準について取り扱う。

 

方向に関して

 

正八面体基準空間?

正八面体の頂点のうち2つの頂点を通る9種類の直線を軸として考える座標空間。
軌道分析表記法で用いられる解釈。
方位軸,直交軸,斜交軸の3種類に分けられる。
<画像用意中…>

方位軸

軌道分析表記法ではe軸,w軸,s軸,n軸を用いて表現する。

直交軸

軌道分析表記法ではx軸,y軸,z軸を用いて表現する。

斜交軸

軌道分析表記法ではl軸,k軸を用いて表現する。

 

解剖学的正位

人体に関する方向の名称。x軸,y軸,z軸について用いられる。
もとは解剖学で用いられる表現、輸入者はモナチョ氏。

遠位(ploximal)/近位(distal)

解剖学的正位でx軸に関する方向。遠位がx軸正方向。

尺側(ulnar)/橈側(radial)

解剖学的正位でy軸に関する方向。尺側がy軸正方向。

掌側(palmar)/背側(dorsal)

解剖学的正位でz軸に関する方向。掌側がz軸正方向。

 

 

手指に関して

 

部位

指軸と指面に分けられる。

指軸

指の種類や状態。

軌道分析表記法では通常指,延長指,空指,折指の4種類に分けられる。

通常指

軌道分析表記法では1~5の5種類を用いて表現する。

延長指

軌道分析表記法では1',2',5'の3種類を用いて表現する。

空指

軌道分析表記法では0の1種類を用いて表現する。

折指

軌道分析表記法では1*~5*の5種類を用いて表現する。

 

指面

指の面の方向。

軌道分析表記法式
解剖学的正位を用いて、u(ulnar),r(radial),p(palmar),d(dorsal)の4種類で表現する。

Sunrise式
U(up),D(down),P(palm),B(back)の4種類で表現する。
発案者はSunrise氏(表記法案ver.1.00)

 

 

静止状態についての名称

ペン、手指、空間同士の関係が変化しない状態を取り扱う。

 

保持(手指とペンの位置関係)に関して

 

軸位(slot ?)

ペンに関係する指軸とその状態。

挟指

ペンが触れている指軸。尺側挟指、橈側挟指の区別がある。

内余指(挟余指)

挟指より内側にある指軸。掌側内余指、背側内余指の区別がある。

外余指

挟指より外側にある指軸。尺側外余指、橈側外余指の区別がある。

挟指数

挟指の数。0以上の整数が当てはまる。

零指

挟指数が0の状態。

単指(一指)

挟指数が1の状態。ペンの動きが弱めの制限を受ける

複指(二指,三指...)

挟指数が2以上の状態。ペンがかなり固定される。

内余指数

内余指の数。0以上3以下の整数が当てはまる。

 

方位

手指に対するペンの向き。軌道分析表記法では、正八面体基準空間で定められた9種類の軸のアルファベットの大文字を用いて表す。

 

偏長

ペンの掌側または背側への偏りの大きさ。

wiper-in(掌側偏)

掌側にペンが偏っている状態。

wiper-out(背側偏)

背側にペンが偏っている状態。

 

 

手位(空間と手指の位置関係)に関して

 

手角

空間に対する手指の角度。
軌道分析表記法では天,地,内,外の4種類に分類されると解釈する。

天(top)

掌側が上を向いた状態。

地(bottom)

掌側が下を向いた状態。

内(medial)

掌側が体の正中に近い方を向いた状態。

外(lateral)

掌側が体の正中に遠い方を向いた状態。

 

 

状態変化についての名称

ある静止状態からある静止状態への移行を取り扱う。

 

軸位に関して

 

位遷(fingerswitch,フィンガースイッチ,軸位移動)

軸位から軸位への移行。多くの場合、ペンが静止した状態でという条件がつく。
海外発祥。

 

 

偏長に関して

 

不滑移動

ペンが指に対して滑らないことによって自然に起きる、回転の前後での偏長の変化。
平面軌道では顕著に見られる。

ずらし

不滑移動とは異なり、意図的な偏長の操作。
以下の2種類に分類する。(実際においては区別の境界は曖昧。)

顕性ずらし

瞬間的な偏長の操作。普段よく文脈で使われる"ずらし"は顕性ずらしに該当する。

潜性ずらし

継続的でわずかずつな偏長の操作。安定感などに影響を与える。

 

 

手角に関して

 

手旋

ある手角からある手角への移行。
もとは航空機などで用いられる表現、輸入者はモナチョ氏。

ロール(rolling)

x軸に関しての手の回転。

ピッチ(pitching)

y軸に関しての手の回転。

ヨー(yawing)

z軸に関しての手の回転。

 

 

技の性質についての名称

連続的な動作のまとまりである技を取り扱う。

 

 

手指に着目した性質

 

Open(開)

単指状態が長くなるようなキャッチ/リリース時の運指。

Close(閉)

単指状態が短くなるようなキャッチ/リリース時の運指。

最適化

自然なキャッチ/リリースを行えるような技の流れを構築すること。

 

 

 

空間とペンに着目した性質

 

軌道形

ペンが回転するとき描く軌道の形。

その形によって平面軌道と円錐軌道の2種類に分けられる。

平面軌道(平面系)

同一平面内に収まるようなペンの軌道、またその軌道を持つ技。
その平面の傾きによってe傾軌道,w傾軌道,s傾軌道,n傾軌道の4種類に分けられる。

円錐軌道(円錐系)

双円錐形を描くようなペンの軌道、またその軌道を持つ技。

方位逆転/方位維持

軌道分析表記法での軌道形の解釈。
クアドラント系の軸位移動の前後で
方位を逆転する場合、その付近1回転分は平面軌道となる。
方位を維持する場合、その付近1回転分は円錐軌道となる。

筆端逆転/筆端維持

軌道分析表記法での軌道形の解釈。
クアドラント系のE/W方位を通過する前後で
ペンの端の掌側背側を逆転する場合、その付近1回転分は平面軌道となる。
ペンの端の掌側背側を維持する場合、その付近1回転分は円錐軌道となる。

 

傾斜表現

ペンの運動の際に生じる傾斜を表す表現。
発案者はSunrise氏(表記法案ver1.00)。

Tilt

ペンが部位に対して傾いて交わる。バクアラなどが該当する。

Cross

ペンが部位に対して垂直に交わる。ガンマンやパスなどが該当する。

 

 

 

技同士の関係についての名称

 

対称性に関して

 

対称変換群

技に対して以下の対称変換を組み合わせて行なうことで現れる技の集合。
ひとつの技について2^4=16通り存在することになるが、実際には重複が生じる。

空間的な対称変換
ミラード(mirrored,1面脳異動)

zx平面に関する空間的な対称変換。またそれにより現れる技に用いられる接頭辞。

インバース(inverse,2面脳異動)

xy平面に関する空間的な対称変換。またそれにより現れる技に用いられる接頭辞。

アンチポダル(antipodal,3面脳異動)

yz平面に関する空間的な対称変換。またそれにより現れる技に用いられる接頭辞。

時間的な対称変換
リバース(reverse)

時間的な対称変換。またそれにより現れる技に用いられる接頭辞。